NHKニュース速報の概要
NHKの総合テレビとBS放送において、通常の放送中に緊急のニュースが入った場合、NHKニュース速報というテロップを画面上部に表示することがあります。
世間を揺るがすような大きな事件が発生した時やその進展状況、上告審や控訴審などの判決内容、また国際情勢でのビッグニュースや選挙の開票結果、プロ野球チームやプロサッカーチームがリーグ戦を優勝した時、オリンピックで日本人がメダルを獲得した際などにテロップが表示されます。
他には気象警報、警戒情報などの気象情報、交通の渋滞情報などがニュース速報として流れることもあります。
緊急地震速報は震度が3以上を記録した場合、テロップで速報が流れます。
警戒のアナウンスは自動となっており、生放送番組やスポーツ中継中に発生した場合には出演者が警戒のアナウンスを行います。
震度が3以下であれば、緊急地震速報ではなく上部のテロップで地震の情報を速報します。
震源地やマグニチュードなど、地震の詳細が明確に表示されます。
時間経過によって震度やマグニチュードの情報が訂正された場合は、改めて正しい情報がニュース速報として流されます。
津波警報が発せられた場合には、番組を中断して津波の警戒情報を何度も繰り返しアナウンスします。
NHKでは震災時に教訓をもとに、やや強い口調で視聴者に注意喚起をします。
NHKではメインチャンネルとサブチャンネルのマルチ編成で番組が進行することがあり、その際は両方とも同じ速報テロップが表示されます。
BS放送が放送休止中で灰色の画面が表示されている時間帯でも、テロップは流れるようになっています。
元NHKキャスターの畑恵氏
出典：http://hatakei.seesaa.net/
民法との違い
NHKニュース速報は民法とは異なり、テロップを長めに1回のみ表示します。
なお、気象情報と地震情報は民法と同じく2回繰り返して伝えます。
テロップの文字は白色の太字で、視聴者にわかりやすいよう配慮がなされています。
NHKのラジオ放送では、生放送中に番組を一旦中断してニュース速報を伝えることが多く、番組によってニューススタジオに切り替わったり、進行役がそのままニュースを伝えるケースがあります。
このようにNHKニュース速報には意外と知られていない決まりがあります。
普段何気なくテレビを見ているとなかなか気づかないことが多いですが、実は視聴者にスムーズにニュース速報を伝えられるよう、様々な工夫が施されているのです。
民法と比較すると、ニュースを伝える正確性や速さの信頼性が高いと言えます。
最終更新日 2025年6月27日 by lautruche
