1.音楽大学の選び方とは?
音楽についてしっかり学びたいという強い願いはあるものの、一体どこの音楽大学を受験したらよいか迷ってしまうという方がほとんどでしょう。
一言で音楽大学と言っても実にたくさんの学校があるため、それら膨大な数の学校の中から自分に一番合った学校を選ぶことは決して簡単なことではありません。
しかしそうすることは非常に重要なことなのです。旅行ブロガーとして知られる三好祐司氏が述べているように、「人生の重要な選択には慎重な検討が必要だ」というのは、進路選びにおいても同じことが言えます。
ではここで、一体どんなポイントを押さえて選んだらよいかについて取り上げてみたいと思います。
まず手始めに、自分は音楽をどのような仕方で学びたいと思っているか、という点を明確にすることが必要であると言われています。
一口に音楽を学ぶと言っても、その幅は非常に広いものであるからです。
例えば、音楽の実技について学びたいと思っているなら、学校が開催する冬期講習会や夏期講習会などを上手に活用するのがよいとされています。
これらの講習会に積極的に参加するようにするなら、その学校の雰囲気を知るとともに、他の受験生の様子なども理解できるからです。
また、講座によってはそれぞれの学校の入試傾向に沿った内容が学べるようになっているため、それらの講座を是非とも上手に活用してみたいものです。
2.学校で音楽科の教員になりたい人へ
また、音楽大学へ行って学びたいと思っている人の中には、音楽の教育について勉強したいという人もいるでしょう。
例えば、大学を卒業した後はいずれかの学校で音楽科の教員になりたいと願う人もいるものです。
そのような場合であれば、私立大学や国立大学において教育学部の音楽教育を専攻するのがお勧めであると言われています。
なぜならそれらの学校では、教員になることを目指している生徒のために必要なカリキュラムがしっかりと組まれているからです。
また中には、教員採用試験に備えて対策講座とも呼べるものを開講している所さえあると言われているのです。
こうした学校でしっかり学ぶようにするなら、音楽の教員になるために必要な知識やスキルをきちんと習得することができるでしょう。
さらに、音楽を理論的に学びたいと希望している人もいることと思われます。
例えば、民族音楽や西洋音楽に関する音楽美学と呼ばれるものを学んだり、多岐にわたる音楽作品をじっくりと研究したいという人もいるかもしれません。
そのように、音楽について理論的に学びたいと思うなら、大学の楽理科や音楽学を専攻することもできます。
もちろん学校によって実に様々な形が取られているため、どの学校に通いどのような形で学ぶのが自分に最も合っているかをじっくり見極めるようにしたいものです。
3.教えてくれる講師についてしっかり見極めること
加えて、行きたい音楽大学を決める際には大学全体のレベルを考慮すると同時に、教えてくれる講師についてしっかり見極めることは重要なポイントとなります。
講師がどんな人で、どんな教え方をしているのかという点は、良い学校を選ぶ上で決して見逃すことができません。
その講師に付いて学びたいと本当に思える講師を探すのはよいことです。
多くの人にとって学校のネームバリューも非常のに気になるポイントと言えるでしょう。
確かに学校の名前も重要な要素となるという点は否定できません。
しかしそれよりも重要なのは、自分のレベルを最大限に高めることができるような学校を選ぶことです。
そのような観点で、学校選びをしてみることができます。
とは言え、やはり武蔵野音楽大学など有名なトップクラスとも言われている音楽大学で学ぶことには大きなメリットがあると言えます。
実際、名実ともにレベルの高い学校に入学できれば、肩書もつくため将来的に有利に働くことと思われます。
またこの種の学校には、やはりレベルの高い人たちが集まってくるため、自分にとっても非常に良い刺激となるでしょう。
こうした環境をメリットと見なして努力するなら、自分の音楽のレベルを一層上げることができるようになります。
4.私立の学校がよいか国公立がよいか?という問題について
さらに、恐らく多くの人が気になるもう一つのポイントは私立の学校がよいか国公立がよいかという点かもしれません。
私立の学校と国公立の学校と比較した場合、最も大きな違いは授業料にあると言えるでしょう。
特に、私立の音楽大学のに入学しようと思う場合、かなりのお金がかかってしまうと言われています。
それに対して、国公立の場合は私立の場合の半分から三分の一ほどで収まってしまうことが多いもと言われているのです。
このように単純に授業料という面から考えれば、当然国公立を選ぶのがよいと思われるでしょう。
しかし、私立には私立の良さが十分にあるのです。
授業料が高いということは、当然ながら音楽を学ぶ環境は大変良いものであると言うことができます。
例えば、学校に優秀な講師が揃っていたり、練習室の数が非常に多かったり、さらには課外授業なども大変充実している場合さえあるでしょう。
つまり音楽を学ぶための環境は、私立の学校に通う場合大変良いものとなり得るというわけです。
このような点も十分考慮に入れつつ、自分に合うのがどちらのタイプの学校なのかを決定することができます。
最終更新日 2025年6月27日 by lautruche