「マンガで分かる心療内科」は、心療内科の「ゆうメンタルクリニック」の代表である、ゆうきゆう氏が原作を務める作品です。
これまでは、自身のメンタルクリニックのサイト上で不定期に更新されていましたが、2010年からは雑誌の「ヤングキング」で連載されるようになりました。
単行本としても販売されているほか、2015年からはWEBアニメにもなっています。
シリアスなものではなくギャグ漫画
漫画の内容ですが、シリアスなものではなくギャグ漫画のジャンルです。
心療内科で診療対象となる、適応障害・うつ・認知症などについて、分かりやすく、面白おかしく解説していきます。
基本的には1話完結型であり、最初から読んでいないと分からなくなるようなストーリー構成ではありません。
ただしまれに、解説量が多くなった場合などに複数話にまたいで説明されるケースもあります。
いずれにしても、気軽にサクッと読みやすいのが特徴で、それでいて心理的な症状についての知識を得ることができます。
個性豊かな登場人物たちが勢揃いで、彼らのやり取りも印象的です。
単純に一つの漫画として楽しむこともできますし、分かりやすい医療漫画として読むこともできます。
メンタルの悩みを抱える人にも向いた作品
もちろん、メンタル面での不安や悩みを抱えている人であれば、自分が悩んでいることの種類や症状を正しく理解できて、心が軽くなったり、悩みを解消しやすくなる可能性もあります。
自分が病気であることに気が付けるだけで、クリニックを受診したり誰かに相談するなどの行動をとりやすくなるものです。
そういった意味で、メンタルの悩みを抱える人にも向いた作品です。
もちろん、メンタルの悩みを抱えていない人であっても読んだ方が良いでしょう。
知識を持っておくことで、いざ自分が不安を抱えた際の助けになりますし、周囲で悩む人がいた時に適切なサポートがしやすくなります。
私たちの日常とかかわりのある、身近なテーマが数多く解説されているため、多くの人が精神病の知識を持つことでみんなが生活しやすい環境となるでしょう。
まとめ
なお、「マンガで分かる心療内科」の漫画は、全国の書店や通販サイトなどで購入することができます。
複数の巻が販売されていますが、続き物ではないためどれから読んでも理解することができます。
巻ごとにそれぞれテーマが設けられているため、興味を感じたものから読み進めていくのも良いでしょう。
また、WEBでは一部が無料で読めるサイトもあるため、試し読みをしてからの検討もおすすめです。
最終更新日 2025年6月27日 by lautruche