「あん福祉会の目的が知りたい」
「あん福祉会の事業内容が知りたい」
「あん福祉会の就労支援って何をしてくれるの?」
あん福祉会は東京都小金井市に拠点を置くNPO法人で、障害者向けのサービスや支援を行っているのが特徴です。
運営を行っているのは平成元年1月に仮開所、同年4月に正式に開所した法人です。
また平成14年に法人認可を受け、平成21年には指定障害福祉サービス設立認可を受けています。
提供サービスは精神障害を持っている人が対象で、就労移行支援や就労継続支援B型グループホーム(精神障害)とデイケアなどの事業があります。
更にカフェアンの運営を行っており、こちらも事業における重要な柱となっています。
カフェアンはJR中央線武蔵小金井駅北口より徒歩約8分の場所にあって、その建物の裏手に事務所の入り口があります。
NPO法人あん福祉会のルーツ
NPO法人あん福祉会は精神障害者の社会復帰を目的に、小金井保健所を中心に市内に在住する医師や近隣の福祉関係者、ボランティアの協力により施設が開設されたルーツがあります。
それは昭和63年のことで、当時作業所設立準備会が結成されました。
その翌年にあたる平成元年に、小金井市で初の精神障害を持つ人を対象としたあん工房共同作業所が設立されたのが誕生の経緯となります。
当初は運営委員会方式の任意団体でしたが、平成14年に特定非営利活動法人の認可を受け、現在のNPO法人となったわけです。
あん福祉会の名前の由来
あん工房はあいうえおの「あ」と「ん」が由来で、全ての人に開かれ色々な人が集まる場にするとの願いが込められています。
加えてあうんの呼吸のあ・んの意味も加えられているのがポイントです。
工房なのは人々が集まり、何かを創り出す場という意図で、作業所よりも肩ひじを張らない緩やかな印象を与えるべくこの単語が選ばれています。
その名前の通り、相談や問い合わせにはいつでも受け付けていますし、肩ひじを張らず気軽に相談することができます。
あん工房の事業内容
代表的な事業のあん工房は就労移行支援事業・就労継続支援B型、あんホームは精神障害グループホーム(共同生活援助事業通過型)です。
デイケアは小金井市の委託事業で、精神障害回復途上者むけのデイケアとなっています。
そしてあん福祉会直営のカフェがカフェアンとなります。
現在、あん福祉会は利用者は合計で約30名といったところです。
それと常勤職員のスタッフを募集しており、精神保健福祉士資格を持っている人と、来年精神保健福祉士資格試験を受ける新卒も募集中です。
就労移行支援の特徴
就労移行支援のあん工房は、一般就労を目指す就労移行支援・就労継続支援B型を運営しています。
仕事の責任感と集中力を高める工賃収入のある作業プログラム、就労現場の体験を目的とした就労プログラムが展開中です。
就労移行支援は就労を希望することが利用の前提で、就労後も面接などの支援を希望すればその通りに実施されます。
精神科外来に通院中で主治医の承諾と紹介状が得られること、入所希望者は作業を見学の上で申し込み書を提出することが求められます。
就労移行支援事業には原則2年という利用期限があるので、2年を超えての利用は基本的に不可能です。
就労移行支援事業では図書館内での書籍等配架と新聞整理業務や書誌入力、喫茶作業の飲食接客があります。
事務作業は集中力を高めるのが目的、飲食接客は対人関係の訓練が目的です。
開所や利用時間は月曜日から金曜日の9時00分~17時00分までで、図書配架業務は土日も、時間は8時30分からの早番にも対応です。
就労継続支援B型
就労継続支援B型では喫茶作業と清掃作業、図書館配架作業に公園門開閉作業と手仕事があります。
それから季節の行事や一泊旅行、地域のイベントの参加に健康診断や防災訓練などの実施も行われます。
利用は平日月曜日から金曜日の9時30分~17時00分までとなっていて、利用には就労移行支援事業と同様に登録が必要です。
グループホーム(精神障害)は共同生活援助での生活を望む精神障害者向けの、生活の場と日常生活に必要な援助を目的としています。
あん福祉会の障害者総合支援法に基づいて展開している事業で、通過型ということもあって利用期限は概ね3年となります。
施設には生活の場となる個室と、入居者同士の交流ができる交流室があります。
共同で生活しつつ自分の生活に取り組むことができるので、自立と社会復帰を目指したい人に最適です。
デイケアは毎週金曜日の10時00分~12時00分まで、公民館貫井北分館や栗山公園健康運動センターなどで実施されている事業です。
日中活動をすることができて、専門スタッフのサポートを受けながら人との関わり方を練習することができます。
カフェアンは、あん福祉会が平成21年に開設したお店で、ゆったりとした空間と清潔な環境が魅力です。
地元野菜にこだわった食事やお茶を提供しており、コーヒーやケーキのデリバリーに、小サークルの集まり向けの個室の貸し出しもしています。
まとめ
土日祝日を除く平日9時30分~14時00分までの営業で、黄金の水を使用している有機栽培コーヒー、黄金井カレーや各種パスタが主な提供メニューです。
貫井北にもカフェアン貫井北店を出店しており、こちらはパンやクッキーを提供していて、営業時間は平日12時00分~16時00分までとなっています。
最終更新日 2025年6月27日 by lautruche